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フコキサンチンの抽出の難しさについて

フコキサンチンとは、非プロビタミンA類のカロテノイドの一つで、褐色の海藻やその他の不等毛藻に存在する色素です。

海藻や不等毛藻の中の葉緑体で、光合成の補助色素として機能している色素です。

褐色の藻類に含まれるカロテノイドの大部分がこの物質です。

注目されたのは1990年代頃からで、各大学の研究所や食品総合研究所などの研究機関で盛んに研究されるようになりました。

研究当初はあまり注目されていなかった物質ですが、2010年頃になって機能性のうち最も重要視されるようになりました。

そして褐色の海藻類などにほとんど含まれていないため、必然的にそれを含む製品は高額で販売されてきました。

フコキサンチンが持て囃される理由には、非常に強い様々な機能性がある物質だからです。

だけどこの物質には弱点があって、抽出して単独の成分にしてしまうと不安定でどんどん崩壊へと向かって行く事です。

だから大規模資本のある大手メーカーでも、それを含む製品を発売してきませんでした。

それはたとえ高濃度で抽出できたとしても、取り出すために脂に溶かして分離させるため、純粋なフコキサンチンの分子の安定性を悪化させてしまうからです。

法律では10%以上含まれていたら、その物質の含有製品だと語れます。

だけど2020年現在の人類の持っている技術では、到底10%以上の濃度を抽出できず2%から5%が限界です。

そして業界では、油に溶ける油脂性なので成分は2%程度しか含まれていなくても溶け出したオイル全体を含めて製品として合法で販売しています。